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2013年06月04日

投球フォームと腕の痛みとの関係

 内野手と外野手が投手に転向したとしたら、どちらが良い投手になれるでしょうか。

 どちらが怪我をしにくい投手になれるでしょうかと言い換えた方がこれからの話のテーマに合っているかもしれません。

 昔の大リーグの投手、例えばボブ・フェラー、ハイキック投法で有名なフアン・マリシャル等は、肘をあまり曲げず腕を伸ばして外野手のような投げ方をしていました。そのためか怪我もしなかったようです。

 内野手のような投げ方というのは、肘を大きく曲げ、肘を背中側にまで大きく引き、肩、肘の回りの筋肉を最大限、利用した投げ方と言えます。内野手はボールを捕球してから如何に短い時間で一塁までボールを投げなければいけません。いくら球が速くても、投球モーションが大きければ、一塁まで到達する時間が大きくなってしまいます。投球モーションが小さくても送球の速度が小さすぎれば同様に時間がかかってしまいます。それで一番時間のかからないフォームに落ち着くのですが、やはり外野手の比べれば肘は曲げ、肘は背中側に大きく引くフォームになります。
 大リーグの投手で言うと、ワシントン・ナショナルズのステファン・ストラスバーグ投手は内野手のような投球フォームだと言えます。そのためか、肘を故障して、トミー・ジョン手術を受けています。

 一方、外野手のホームへの送球時のフォームを見ると、イチロー選手のレーザービームのように体全体を使い、肘はあまり曲げずに腕を伸ばして投げています。軸足に体重をかけ、上体は最初、後に後傾しており、昔の大リーグの投手と似たようなフォームをしています。イチロー選手のレーザービームはアロルディス・チャップマン投手の投球フォームに似ていると昔、書いたことがあります。

 投手は速い球を投げ、かつ投球数が多いので、内野手のような投球フォームでは故障しやすいと言えます。したがって、投手は下半身を大きく使う外野手のような投球フォームの方が怪我をしにくいのではないでしょうか。

 以前から、肩、肘を使わないで下半身で投げた方が球速、怪我、制球すべてにおいて優れていると思っていたのですが、投球メカニクスと腕の痛みとの関係という記事(内野手型と外野手型の投球フォームではどちらが怪我が少ないかという内容)を見かけましたので原文(英語)を翻訳して紹介します。
 この記事ではある本を紹介しているのですが、その本では腕をムチのように使うことの問題点を指摘しています。これはストラスバーグ投手の肘の故障で最近、大きな論争となっている投球時のフォームinverted W(逆W)は肩、肘の故障につながることを指摘していると言ってもよいでしょう。inverted W(逆W)はテイクバック時に両腕を広げたときの形が英語の文字のWを上下逆さにひっくり返した形になっていることで、両肘が両肩を結ぶ線よりも高くなり、両肘が背中側に大きく引かれた形です。この形をとると、投球側の肘がムチのような使い方になり、肩、肘に大きなストレスがかかってしまいます。

The Relationship Between Arm Pain and Pitching Mechanics
投球メカニクスと腕の痛みとの関係

There is no question that throwing an excessive number of pitches beyond one's comfort zone can lead to problems.
快適な範囲を超えて投球数が増えすぎてしまうと問題が生じることに疑いはありません。

Even more impressive is the relationship between the way one throws and the chances of developing shoulder and/or elbow injuries.
さらにもっと印象的なことは投げ方と、肩と肘の両方、あるいはいずれかひとつとの関係です。

This relationship became clear to author Robert Shaw. Shaw observed throwing mechanics of different positions and defined the classic outfielder's pattern and the classic infielder's pattern. He noted that among pitchers who had long careers in Major League Baseball, all threw with a similar fluid motion of the classic outfielder's pattern.
この関係は著者のロバート・ショーによって明らかにされました。ショーはいろいろなポジションの選手の投球メカニクスを観察して、古典的な外野手型、古典的な内野手型を定義しました。彼は大リーグで長い経歴のある選手はみんな、似通った古典的な外野手型の、流れるようなモーションで投球していることに気づきました。

The classic outfielder's pattern maximizes speed and distance in a seemingly effortless long arm delivery with the ball delivered high above the head and the elbow extended and traveling in a "downward plane" in reference to the ground. Pitchers with this delivery mechanism developed good speed on the ball because of the long lever arm. They were also accurate because, with an arc that was vertical to the ground, they did not miss inside-outside and their curve balls were more effective because they dropped. Throwing was smooth with little torque evident on the shoulder or elbow.
古典的な外野手型は、見るからに力んでおらず腕を長く使った投げ方をしていて、スピードと距離を最大限度まで高めています。ボールは頭よりも高いところで投げ、肘は伸ばし、地面に対して下向きな面を腕が移動しています。この投球メカニズム(投球動作の連動)を持つ投手は長い梃子(テコ)のような腕があるので、ボールのスピードをうまく引き出せました。彼らは制球も良かったのです。腕の振りが地面に垂直な円弧を描いているので、内角外角を外すことがなく、カーブボールも良く落ちたので有効でした。投球はスムース(流れるよう)で肩や肘には明らかにトルク(回転力、力のモーメント)はほとんどかかっていませんでした。

The classic infielder's throwing pattern maximizes the quick release of the ball and improves accuracy. It involves a "short arm delivery" where the elbow is flexed and the arm is abducted to 90 degrees. During the acceleration phase, the shoulders "open up" creating a "whiplash" effect in order to generate speed. The potential for injury in this pattern occurs when the scapula (shoulder blade) can go back no farther and the soft tissues of the scapula, elbow, and shoulder are whipped forward under a great deal of stress.
古典的な内野手型はボールをクイックで(素早く)手から離し制球を向上させています。この型は肘が曲がり、腕が90度外転し、短い腕の使い方をしています。加速期には両肩は開き(上体がホームプレートを向く)、スピードを出すために鞭紐(ムチひも)の効果を作り出しています。

Shaw observed a jerking movement that was inconsistent and could not generate great speed without supreme effort—the "whiplash" puts maximum stress on the elbow and the shoulder.
ショーは瞬発的で突然動かすような動作に気づきました。この動作には、持続性がなく(長く続かない)、肩や肘に最大限度にまでストレスを加えて、鞭紐(ムチひも)の効果を極限まで使う努力をしなければ、大きなスピードを生み出せませんでした。

These throwing patterns make it clear that the mechanism of delivery is important. In fact, the incidence of arm and shoulder pain in pitchers with the short arm, infielder pattern was nearly 70 percent while those with the smooth, outfielder pattern was associated with only 20 percent. Robert Shaw's Book: Pitching: Basic Fundamentals, is published by Viking Press and is available through the Library of Congress. It is recommended for relevant exercises that help develop an understanding of the basics in proper throwing. It also will be of interest to serious pitchers as it discusses a successful approach to getting batters out.
これらの投球の型は投球メカニズムが重要であることを明らかにしてくれます。事実、短い腕の使い方をする内野手型の投手は、肩や肘に痛みが発生する症例の70%近くを占めていました。一方、投球動作がスムースな外野手型の投手はわずか20%を占めているだけでした。ロバート・ショーの本:「投球:基本となる基礎」はバイキングプレスから出版されており、国会図書館を通して手に入れることができます。この本には正しい投球の基本を理解したい人に最適な、練習方法も含まれています。また、打者をうまく打ち取る手順も解説してあるので、真剣に投球に取り組んでいる人には興味ある本となるでしょう。

Source: John Albright, MD
情報元:ジョン・アルブライト医師
posted by BEST PITCHING at 01:18 | Comment(0) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月31日

2013年度、大リーグで活躍が目覚しい若手投手

 今年の大リーグは若手投手の活躍が目立っています。成績表をみると、26歳以下の投手が成績上位を占めています。

 その中で将来性を含めて注目すべき投手を2人挙げてみましょう。

 昨年から注目されていた選手はニューヨーク・メッツのマット・ハービーMatt Harvey(24歳)です。今年のサイヤング賞候補の一人といっても言い過ぎではないと思います。今年はダルビッシュ投手と同じく1安打ピッチング(完全試合にあと少し)も記録しています。

 5月25日現在、5勝0敗、防御率1.93、被打率.169、WHIP 0.83

 ニューヨーク・メッツは打線が弱く(大リーグ30球団中下から2番目.227、最下位はマイアミ・マーリンズ.221)勝ち星が伸びませんが、被打率、WHIP(1イニングで平均、何人、安打、または四球で塁に走者を出したか)はクレイトン・カーショーについで2位です。
 クレイトン・カーショーは防御率もトップの1.35で、大リーグ通算防御率も2.69と先発投手としては大リーグ史上に名が残る選手です。同じドジャースで活躍した伝説の左腕投手サンディー・コーファックスの2.761を上回っています。

 マット・ハービーの将来性を感じさせるのがまず球速です。
 マット・ハービーの平均球速は94.8マイルで先発投手としては3位タイです。
 1位はワシントン・ナショナルズのステファン・ストラスバーグStephen Strasburgの95.4マイルです。
 2位はシカゴ・カブスのジェフ・ザマージャJeff Samardzijaの95.0マイルです。
 
 マット・ハービーがすごいのは速球だけではありません。スライダー、カーブ、チェンジアップといった変化球も平均以上のできです。
 マット・ハービーは投球フォームも優れています。緩やかなフォームからボールを投げていて、フォームからは球速は感じさせませんが、上記のように球速があります。肘、肩に負担がかからない投球フォームだと言えます。腕を背中側に大きく引かないで、肘もあまり曲げない投げ方をしています。
 腕の振りが非常に速く見える投手は怪我をしやすい投げ方をしていると言えます。下半身をうまく使っておらず、肩、肘の動きだけが目立つので、腕の振りが体に比べて相対的に速く見えるからです。

 マット・ハービーの1安打ピッチング(動画)

Must C: Classic05/07/1302:08
5/7/13: Matt Harvey overcame a bloody nose to throw 6 2/3 perfect frames and finish the game with a career-high 12 strikeouts
マット・ハービーは鼻血にもめげずに6回2/3イニングをパーフェクトに抑え、自己最多の12三振で完封しました
matt harvey one hitter 2013.gif

Updating the Top 100 Pitchers in Baseball in 2013
2013年度、大リーグトップ100投手(更新)
BY JOEL REUTER (FEATURED COLUMNIST) ON MAY 22, 2013
 
6. SP Matt Harvey, New York Mets
6位 マット・ハービー、ニューヨーク・メッツ
I may be jumping the gun a bit here by putting Matt Harvey at No. 6, but I see no reason to believe he's not the real deal and every bit as good as his numbers indicate, even at 24 years old.
マット・ハービーを6位にランクしたことは少し早まった行為(フライング)かもしれません。しかし、まだ24歳ではあるけれど、彼の成績が示す通りどこからみてもすばらしく、本物でないと信じる理由はどこにもみあたりません。

The right-hander made 10 starts for the Mets down the stretch last season, going 3-5 with a 2.73 ERA and 10.6 K/9. Jon Niese got the Opening Day nod, but it was clear that Harvey had the talent to be the ace of the staff.
この右腕は昨シーズン終盤にメッツで10試合に登板し、3勝5敗、防御率2.73、奪三振率10.6/9回という成績を残しました。ジョン・ニースが開幕日に登板しましたが、ハービーがチームのエースとなる才能を持っていることは明らかでした。

With a fastball that consistently sits in the high 90s and a filthy slider, he has overpowering stuff, and he's used it to go 5-0 with a 1.93 ERA and 9.5 K/9 through his first nine starts this season. There will no doubt be some drop in those numbers as the season progresses, but there's no reason to think that he's not a legitimate Cy Young candidate in 2013.
彼にはコンスタントに90マイル後半を出す速球と厄介なスライダーがあり、打者を圧倒する力があります。このおかげで、彼は今シーズン最初の9度の先発で5勝0敗、防御率1.93、奪三振率9.5/9回という成績を残しています。シーズンが進めば、この数字がある程度落ちるのは間違いありませんが、彼が2013年度のサイヤング賞候補にふさわしくないと考える理由はどこにも見当たりません。


もう一人の注目の若手投手パトリック・コルビンPatrick Corbin

アリゾナ・ダイアモンドバックスの若手左腕投手(23歳)で5月30日現在の成績は、
8勝0敗、防御率1.71、奪三振率7.4、四球率2.6とナショナルリーグのサイヤング賞を取りそうな勢いがあります。
 コルビンの球種は4つで、投球比率は速球がツーシーム50.2%、フォーシーム19.2%、変化球がスライダー19.2%、チェンジアップ9.4%です。
 コルビンの投球パターンはツーシームでゴロを打たすか、カウントを稼ぎ、2ストライクに追い込むとスライダーで三振を狙いにいくと言って良いでしょう。
 コルビンのスライダーの空振り奪取率は28.2%(100球投げたら28球で空振り)、スウィングした場合その53%で空振りを奪っています。初球ストライク率は70.2%と高くヤンキースのフィル・ヒューズPhil Hughesの70.8%についで第2位です。
 
 パトリック・コルビンは昨シーズンは6勝8敗、防御率4.54でした。今シーズンはローテーションの5番手として投げていて、それほどの期待はされていませんでしたが、今年、大ブレークの様相です。

 コルビンの大ブレークの要因

@速球の球速が91.3マイルと昨年よりも1マイルほど速くなった。
➁初球ストライク率が58.6%から今年は70.2%と上昇している。
B速球の比率はほとんど変わっていないが、ツーシームの占める比率が38.9%から50.2%と上昇した。
 その結果、ストライクゾーンに投げてゴロを打たすか、ファウルでカウントを稼ぐことが出来るようになっ た。 
Cスライダーの比率が16.4%から21.9%と上昇した。その分チェンジアップの比率が下がった。
Dホームランを打たれる比率が1.18から0.40と大幅に減少して防御率が大幅に改善した。

コルビンの初完投勝利(動画)
Corbin's first complete game 05/21/13 | 00:01:56
5/20/13: Patrick Corbin strikes out 10 vs. the Rockies in the first double-digit strikeout and complete game of his career
パトリック・コルビンはロッキーズ戦で10三振を奪い、初完投勝利を挙げる。2桁三振は初めてです。

コルビンのスライダー
patrick corbin 2013 cl game.gif


Updating the Top 100 Pitchers in Baseball in 2013
2013年度、大リーグトップ100投手(更新)

21. SP Patrick Corbin, Arizona Diamondbacks
21位 パトリック・コルビン、アリゾナ・ダイアモンドバックス
By far the biggest surprise of any of the 2013 breakout stars, Patrick Corbin gave no indication prior to the season that he was in line for a monster year and was not even expected to break camp in the Diamondbacks rotation.
2013年にブレイクした選手の中では断然パトリック・コルビンが最大の驚きです。彼はシーズン前は、今年が大飛躍の年になるという兆候は見せていませんでした。そしてダイアモンドバックスの(春季)キャンプを離れダイアモンドバックスのローテンションに入ることさえ期待されていませんでした。

In 2011, Corbin went 9-8 with a 4.21 ERA in a full season at Double-A, and while he was one of the Diamondbacks' better pitching prospects, he was never anywhere near any Top 100 lists.
2011年にコルビンは2Aでフルシーズン投げ、9勝8敗、防御率4.21でした。そして、ダイヤモンドバックスでは将来有望な投手の一人ではありましたが、トップ100のリストに載るような位置にいることは決してなかったのです。

He split last season between the minors and Arizona, going 6-8 with a 4.54 ERA in 22 games (17 starts) for the Diamondbacks and entered camp competing with top pitching prospect Tyler Skaggs for the No. 5 starter spot.
彼は昨シーズンはマイナーとアリゾナを行ったり来たりでした。ダイアモンドバックスでは22試合(先発が17回)投げて6勝8敗、防御率4.54でした。そしてローテーションの5番目の座を最も有望な投手の1人であるタイラー・スカッグスと春季キャンプで競いました。

He came away with the job, and in nine starts so far this season, the left-hander is 7-0 with a 1.44 ERA and 51 strikeouts in 62.1 innings. His 273 ERA+ is the best mark in the NL, and he has gone at least six innings and allowed no more than two runs in each of his starts.
彼は(先発の)仕事を得てキャンプを離れました。今シーズンこれまで9度先発して、7勝0敗、防御率1.44、62.1イニングで51三振を奪いました。彼の修正防御率(球場の広さで補正した防御率で100が平均値)273はナショナルリーグで最高です。そして彼は少なくとも6イニングを投げ、いずれの先発でも2点以上を許しませんでした。

He seems like the most likely to regress of any of the fast-climbers on this list, so I'm not willing to rank him any higher just yet, but he has earned his place in the Top 25 so far this season.
彼はこのリストに急遽載った選手の内では最も成績が後退しそうに思えます。だから、私はまだ彼をもっとランクの上位に乗せる気にはなっていません。しかし、今シーズン彼はこれ迄のところトップ25位に着けています。
posted by BEST PITCHING at 19:57 | Comment(1) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

腕の遅れと故障(中日、吉見一起投手の投球フォーム)

 中日ドラゴンズの吉見一起投手が右肘を故障し、内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)をするそうです。吉見一起投手は今回で3度目の手術になるそうです。吉見一起投手は昨年は右肘頭骨棘を骨折しており、それ以外にも肘、肩の故障を過去何度も経験しているようです。

 中日の投手には故障で選手生命を短くした人が過去にもいます。初先発でノーヒット・ノーランという快挙を達成した近藤真市投手、また中日ドラゴンズ史上最高の左腕、今中慎二投手もそうです。

 この3人に共通している投球フォーム上の問題点は腕が遅れて出てくることです

 具体的にはテイクバックで肘を背中側に大きく引き過ぎ、なおかつ肘を高く上げ過ぎている点です。前足を着地した段階でもまだ、肘が背中の後にあるために、肘を球速に前に出す必要があり、そのため前腕が遅れて出てきます。これは前腕には質量があり慣性(同じ速度を保つ性質)があるためです。

 こういう投げは良く言えば、腕がムチのようにしなるような投げ方と言えますが、肩、肘に大きな負荷がかかる投げ方でいずれ故障する危険性があります。

 近藤投手は2年目に肩の手術、4年目に肘の手術(トミー・ジョン手術)をしており、活躍できたのは2年間だけでした。
 今中投手は中日球団史上最高の左腕投手でしたが肩の故障に泣き、30歳という若さで引退しています。

吉見一起投手の投球フォーム
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近藤真市投手の投球フォーム、初先発でノーヒット・ノーラン
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今中慎二投手の投球フォーム
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http://kitchensink11.seesaa.net/auth/article_preview/

大リーグでトミー・ジョン手術を行なった投手の共通の投球フォーム上の形、逆W(inverted W)
両腕がWを逆さにした形になっている。肘をムチのように使う投球フォームになってしまい、肘の故障につながります。前足を着地した際に逆Wになっていると非常に危険です。
inverted W.jpg


理想的な肘の使い方(背中側に引かない、高く上げない)
ニューヨーク・メッツのマット・ハービーMatt Harvey
現在、大リーグで注目の投手(24歳)、メッツではトム・シーバー以来のエースと言われている。
緩やかなフォームから平均球速95マイルの球を投げる。
肘、肩を故障しにくい投球フォームで球速もあり、注目の投球フォームです
 


大リーグで300勝以上挙げるための投球フォーム上の秘密
(肩、肘に負担がかかっていない)
肩、肘を使って投げない

具体的には

@テイクバック(意識としては腕を下げるだけ)で、肘を背中側に大きく引かない、肘を高く上げない

A両肩と右肘が一直線上にくる姿勢のまま、腕を振らない(何もしない)

B下半身(股関節よりも下の部分だけ)だけを使う

 Aの姿勢を保ったまま、上半身は何もしないで、下半身だけを使って右肩が円軌道(直線的な動きはだめ)を描くように、スムースに加速させる。上半身は前足を着地した際、腹筋を使って上半身を前に倒すだけ。

 直線的な動きだと腕が前に出て行かない。

 円軌道だと遠心力で腕がひとりでに前に回転してゆく。

肩が円軌道を描くと回転ブランコのように腕はひとりでに回転するイメージ
ウィーンの回転ブランコ

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イメージで投球方法を表現すると

右肩をスムースに円軌道をイメージしながらホームプレート方向に投げ出す(チャップマン投手の場合で言うと、キューバのミサイルのイメージ)

 投げ出したいのは右肩だけです。体の左側は必要ありません。

 右肩が素早く回転してさえゆけば、肩より下の姿勢はどうあろうと関係ありません。それは人それぞれの投球スタイルで違ってきます。体が開くとか開かないとかも関係ありません。極端な話、前足を着地しないでジャンプしたままでも問題ありません。ただ、前足を着地したほうがさらに右肩が加速するのでそうするだけの話です。上原投手は前足をほんの一瞬着地する程度です。ジャンプして投げている感じです。また、ニューヨークヤンキースのショートストップ、デレク・ジーター選手は三遊間の球を捕球した後、ジャンピングスローすることで有名です。右肩さえ回って行けば空中でも強い投球は可能です。また、バレーボールのジャンピングサーブも同様です。

 前足を着地する際は、体の左側が完全に止まるようにしなければいけません。

 イメージ的には左の股関節を2塁方向に逆戻りさせる意識を持つことが大事です。それで左の股関節がちょうど止まるようになるはずです。

トム・シーバーTom Seaver (1967-1988)
身長 6' 1" =約185.4 cm
体重 206 lb =約93.4 kg
大リーグ通算311勝205敗、防御率2.86の剛球投手
サイヤング賞3度受賞、ノーヒット・ノーラン1回。
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ドン・サットンDon Sutton(1966-1988)
身長 6' 1" =約185.4 cm
体重 185 lb =約83.9 kg
大リーグ通算324勝256敗、防御率3.26
23年間の大リーグ歴のうち21回で10勝以上の成績を残しました。また、故障者リストに載ったことがありません。
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posted by BEST PITCHING at 07:47 | Comment(5) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする